私、てっきり浅田次郎ってミステリー作家だと思ってました。

かつて『王妃の館』を読んで気に入ってたくせに。


この前実家に戻った時に父の書斎を漁って見つけた『天国までの百マイル』

そして、なんとなく映画の番宣に乗せられて買ってはいたけど

積ん読だった『地下鉄に乗って』

立て続けに読んだ数日でした。


今日なんか、就職活動で大阪に行ってる行きの電車で読み耽っちゃって

何しに行ってるのよ、私。とか自分で自分に突っ込みを入れたくなったり(苦笑)


まずいです。

これは、、、恋に落ちた。そんな感じ。


浅田 次郎
天国までの百マイル
浅田 次郎
地下鉄(メトロ)に乗って

どうして?

どうしてこんなに優しくて、

どうしてこんなに泣けるのだろう。


家族愛、男女の愛、いろんな愛が交錯して、

と書くとどろどろ劇みたいに聞こえるかもしれないけれど

誰もが苦しみながら、でも生きようと、しっかりと歩こうともがいていて

あるいはあきらめているけれどあきらめられない、そんな感じで

誰かのことが大切で。

そういうヒューマンドラマがいい。


それから、この人の言葉が時々すごくすごくいい。


 ー(ちかてつ)、と胸の中に平仮名で書くと、

  おとぎ話のマッチのように哀しく暖かい灯火が心にともった。


とても好きになった一節。

この本の暖かさと切なさをよくあらわしてる一節かもしれない。



あーーーー、、、、

映画 観たくなっちゃった。

岡本綾はみち子にすごいぴったりだと思う。

予告動画で見た堤真一の「お父さん・・・」の台詞は映画で増えた?

・・・観たい。

すごく観に行きたい。